Grain Drop

国立ブルワリー · ABV 6%

Grain DropはRaw Aleづくりが盛んなエリアNorway / ノルウェーのHornindal / ホーニンダール地方で、Raw製法とKveikで作られている伝統的なビアスタイルのKornøl / コーンオールに近いビールをつくる挑戦を続けています。前回のリリースから、気づけば約一年ぶりの登場となりました。アロマはジンを思わせるジュニパーと針葉樹、ライ麦パンのような香ばしさの中に蜂蜜、アーモンドやカシューナッツ、トロピカルフルーツ、黒いブドウ、ブルーベリーを思わせる香りが折り重なるように広がります。フレーバーは、蜂蜜のような穏やかな甘やかさに、Voss Kveik由来の柑橘を思わせるやさしい酸味様のニュアンスが寄り添う立ち上がり。続いてジュニパーやナッツ、マンゴーのようなトロピカルフルーツ、そして、和柑橘のような柑橘感から、温度が高いほど小粒の黒ブドウ果肉のような瑞々しいフルーツ感、口の中からビールが消えた後には黒ブドウやベリー系のジャムのような甘い余韻が、ライ麦由来のとろみと共に残ります。このビールはホップをほとんど使用していません。ジュニパーベリーのエキスを抽出した煮沸していない麦汁をVoss Kveikが発酵によって驚くほどフルーティな液体へと変化させます。なお、現地では仕込み水にジュニパーの枝を浸してエキスを抽出しますが、これを「ジュニパーインフュージョン」と呼びます。日本ではジュニパーの枝が手に入らないため、現地の醸造に詳しい専門家から代替品として提案されているジュニパーベリーを代わりに使用しています。また、現地のKornølはNorwegian Farmhouse Aleの一種で、様々な微生物の集合体であるKveik由来の複雑かつフルーティなフレイバーとジュニパーの針葉樹様の爽やかな香り、そしてRaw Aleならではの穀物感と甘みが特徴のフルーティなビールと言われています。今回は酵母をいつも使っているLALLEMANDのVossから現地のVoss Kveikにより近いとされているKveik YeasteryのVossに変更しました。その結果、以前よりも風味の奥行きと複雑味が増しています。さらに、ジュニパーベリーの浸漬方法や粉砕度合いといった細かな工程を見直したことで、ジュニパーの風味も以前より強くなっています。Raw製法の面白さをこれからも追求し、いつか和製Kornøl / コーンオールをつくりたいと思っているのでお楽しみに!

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